2014年2月26日

ソチ五輪で印象に残ったことなどをつらつらと


スカイリムじゃないです。ソチです。
景色は似てるけど。

スキー フリースタイル 女子 モーグル 上村愛子

長野7位→ソルトレイク6位→トリノ5位→バンクーバー4位の上村愛子に、ありったけの声援を。バンクーバーで「なんで1段1段なんだろう」と言っていた彼女。予選から徐々に上げていき、決勝では最高の滑りを見せるも、メダルには届かず4位入賞。1段1段着実に上ることはもちろん、新しい選手も台頭してくるなかで4年前と同じ世界4位でいることの凄さ。後退しない凄さを見た。
終了直後のインタビューはいつも爽やかNo.1だクポ!(それはモーグリ)

スキー ジャンプ 女子 ノーマルヒル 高梨沙羅

「金メダル確実」という悪魔の言葉を囁かれた17歳。今シーズンの戦績が13戦10勝、2着2回、3着1回、着外ゼロ(なんかちがふ)。しかし、ルドルフだってギャロップダイナに差される。勝負の世界に絶対はない。結果は世界4番目。 試合後のインタビューで語った「(オリンピックは)どこか違うところがあると思いました」は果てしなく重く、今大会もっとも胸に響いた言葉。

スキー ジャンプ 男子 ラージヒル 葛西紀明

レジェンド葛西(ゼビウス世代)の勇姿。7度目(!)のオリンピック出場で、個人としては初の表彰台。銀メダルGETだぜ!
スキージャンプの話題になると100%の確率で「葛西って加藤鷹に似てるひゃっひゃっひゃっ」と、ハイテンションで言ってくる友人がいる。今から覚悟してる。
ジャンプ団体「日の丸飛行隊」も銅メダル。竹内寿くんおめ!

フィギュアスケート 女子シングル 浅田真央

キム・ヨナとの対決ムードを横一列で煽り立てるメディア。異様だった。金メダルを獲ることが彼女の使命であるかのように、日本中がそうであるかのようになっていたようにさえ思う。
その重圧はどれほどのものであったのだろう。
ソチ入り後、団体戦の応援席から見せる表情も本来の彼女のスマイルではなく、とても重苦しいものが漂っているように感じた。
前日のショートプログラムで16位に終わり、(現実的に考えて)メダルが消滅してしまったことで、長く長く苦しい重圧からようやく解き放たれた彼女は、本来の自分のスケートを取り戻したのだろうか。
そして、応援している側もまたショートの結果を目の当たりにし、「フリーは真央ちゃんが満足するスケートをしてほしい」「最高の演技をしてほしい」「最後は真央ちゃんの笑顔が見たい」と願ったはず。応援する側は、いつの時もこうあるべきなのに、いつのまにか金メダルや打倒キムに比重が傾き過ぎていたのではないか。 応援する人たちの想いと演者の想いが一致し、さらに結果が一致した時、大きな感動に包まれる。それは何もメダルを獲った時だけとは限らない。それを教えられた4分間の舞い。驚くほど心を揺さぶられた。高梨沙羅さんのことも影響したのかもしれない。

トリプルアクセルを含む6種類の3回転、計8つのジャンプをすべて成功させ、自己ベストとなる142.71を叩き出した浅田真央。2005年GPファイナル、スケートが楽しくてしょうがないといった様子でリンクを跳ね回っていた、あの時の天才少女がそこにいた。忘れられないオリンピックになった。翌日のエキシビションでみせてくれた、とびっきりの“真央スマイル”とともに!



ほかにも、フィギュア羽生きゅんの金メダル、ショーンに勝ったハーフパイプなスノボー少年たち(名前を言えよ)、竹内智香さん(競技名をだな)、無念キミのミキ伊藤みき、カオス三浦豪太、熱すぎる荻原健司、毎晩お会いするのが楽しみだった杉浦友紀さん……などなど。ちなみに、杉浦さんの髪型は、16日の外ハネが金メダルでした。
おかしくなってきたのでこのへんで。


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