2013年1月20日

今関あきよし監督8ミリ映画上映会

『カリーナの林檎~チェルノブイリの森~』でお馴染みの今関あきよし監督8ミリ映画上映会@1/13なんば紅鶴。

知ったのは1週間ほど前で、これは行くしかないと思いながらも、あまりにも久しぶりすぎて現実としてちゃんと実感できていなかったんだと思う。

今関監督の8ミリ映画を観るということが、どういうことなのかということを!

いきなり『日記III ~SPRING HAS COME~』ですよ。
ひーっ!そんなの上映するって言ってないでしょーが!
オープニングで、もうダメだ。そして、ダンデライオン。普通に泣く。
30年ほど前に作られた映画なので懐かしいのは当たり前なのだけど、8ミリフィルムの質感が、さらにノスタルジックな気持ちにさせてくれる。それなのにこの瑞々しさはどういうことなのか!?
未知なる体験。

その後も、けっして広くない会場で、まるで宝石のような濃厚トークを展開しながら、監督自ら映写機を操作して、次々と作品を上映してくれるのです。
もう二度と観れないんじゃないかっていう幻のフィルムの連続。
もっと勿体つけてやってほしいよと思いつつも、まるで今関監督のお宅で開かれた上映会におじゃましているかのような雰囲気で、とても心地よかったです。

ただ一点、『MILK○MILK』が映写機の問題で上映されなかったのは残念だった。たぶん2回観てると思うんだけど、2回しか観ていないとも言えるし、今回いちばん楽しみにしていたので。(そりゃ『APPLE'84』も他の作品も全部楽しみだったけど)
逆に、『日記III』のように、予定になかった作品も上映されたので、ガッカリ感みたいなものはほとんどないわけで…。あー、でも観たかった!『MILK○MILK』も観たかったけど、『通りすぎた風』も観たかった!(よくばり)


本当は全作品の感想を書きたいのだけど、なんとなくタイトルすら書きづらいものがあって…。タイトルくらいいだろうとも思うけど……なんとなくです。

なので一部だけ。(笑)

『ORANGING'79』
まゆみちゃんが泳いでアメリカへ行っちゃう新人類映画。三留まゆみさんです。
何度も観てるけど何度観てもステキな映画。
PFFの前身であるオフシアターフィルムフェスティバル'79入選作品。

『APPLE'84』
初見。ずっと観たかった作品。5年後、ミカンがリンゴに変わって、三留まゆみさんが和久井志保さんになった!? だが、ORANGING'79とは違って、和久井さんのキャラクターを全面に出した内容になっており、そういう意味では意外だったかも。和久井志保さんはすべてがアイドルだから。

『ガールフレンズ』
東京12チャンネル「日立 サウンドブレイク」で放送された松任谷由実ソングス。テレビ画面を8ミリで再撮影したもの。
実は昨年末、ユーミンの楽曲が流れまくっていた NTV「ピン女のメリークリスマス」というドラマを見て、この作品を思い出したので、今回上映されてビックリ&感激!!
出演は和久井志保さん、風野桂子さん、西村むつみさん。なんて豪華なのか!!


いま、この時代に、こんな作品をまとめて観られるとは、夢にも思わなかった。
久しぶりに映画を観て胸が熱くなった。



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