たぶん、いろんな要因があると思ってるので、なぜ流れたかはあまり考えず、鼻歌でも歌ったりしてるわけですが。
先日は、さだまさし「道化師のソネット」が流れた。
あらためて言うまでもない名曲。
『跳べ!イカロスの翼』の主題歌としても、お馴染み。
君のその小さな手には
持ちきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら
僕は道化師(ピエロ)になれるよ
ここでグッとくる。
で、久しぶりにじっくり聴いてみたりしてるわけですが、70~80年代の、さだまさしの楽曲は、本当に名曲揃いだなあと。
「駅舎」は、本当にすごい。
都会で夢破れ、故郷に帰ってきた人を迎える、あたたかい歌詞。
そして、「つゆのあとさき」。
ここからが本題。
今回で、この曲が、いちばん好きになったかもしれない。
前から好きだったけど、さらに。
昔、「卒業式の歌なのに、なんで梅雨の後先なんだろう?」と、さだまさしが好きな人から言われたことがある。
ずっと、その言葉が気になっていて、何度か調べたりもしたが、明確な答えには行き着かず、どの説も釈然としないものがある。
ネットによれば、この詞は、さだ本人の体験を元に書かれたという。
ずっと好きだった女の子に、卒業式で告白したが、フラれてしまったことらしい。
なるほど。
つまり、あまり難しいことじゃなくて、ここで言われてる「つゆ」とは「露」のこと、つまり「涙」のことではなかろうか。
もちろん、フラれた涙。同時に別れの涙でもある。
結局、卒業がテーマの曲で、他の季節を連想するものに例えたから、みんな混乱してるだけなんじゃないかと。
そんな単純なものじゃないですかね?(笑)
しかし、それにしても、詞がすばらしすぐる。
お化粧はお止しと
思えばいらぬおせっかい
この心情、たまらん。
好きな女性が大人になっていくことに戸惑う男の気持ちと、自分の彼女でもない相手に対する、まさに「いらぬおせっかい」感。(笑)
すばらしい。
サビも震える。
トパーズ色の風というと、たしかに黄砂を連想させるので、本当に梅雨の時期という気もするんだけどね…。
最後の「あーーー!」も、いいねぇ。
遠ざかっていく彼女を見つめながら、もう逢えなくなるという気持ちが膨れ上がって爆発したかのような、胸が締め付けられる叫びだ。
ほんとに完成度の高い、すばらしい名曲だと思う。
この曲、YouTubeにいくつかUPされているけど、堀北真希の写真を使ってるものがあった。作者の好みか?まったく関係ないと思うけど。
しかも、なんでこんな素敵な写真?
なんかゾクゾクする。(笑)
こんなカット、初めて見たわ。写真集かしら?
他にも、さだまさしの曲+堀北真希の組み合わせで何曲か上げられていて笑った。
うp主の、強烈なこだわりを感じずにはいられない!